2007年8月20日月曜日

アメリカズ・バイウェイ~ホワイトテール

州際道路74号をF1レースで有名なインディアナポリスに向けてドライブ。夜のとばりも下りた8時過ぎ、突然左から鹿が飛び出す、一瞬目が合った。 角は見えなかったので雌鹿だったと思う。会社の部下が運転していて私は助手席。急ブレーキをかけたが間に合わず、時速120km/hで激突。その瞬間エア バッグが開くと当時に、刺激臭がする。車はラジエターが壊れたのか、水蒸気が吹き出し、走行不能に。外へ出てみると、レンタカーの左側前面が大破し、エン ジンルームの中が見える。

とりあえず警察に電話しなければと思い、確か「911」だったかと思い、持っていた携帯電話で連絡。アメリカで始めて警察のお世話になった。30分 ほど待っていると、パトカーが1台寄ってきて、現場検証。事故の状況や保険などについて事情聴取されるが、色々丁寧に対応してもらった。警察到着後、30 分ほどたってからレッカー会社が到着、近くのクロフォードビルまでパトカーで送ってもらい、宿泊するホテルまで案内してもらった。映画やテレビで、怖い感 じのする警察であるが、その夜来た警官はとても親切。

鹿のことを聞いてみると、インディアナ州のこの路線だけでも年間400件程度の事故があるそうだ。特に秋は繁殖期で道路を横断して反対側に行くこと が多いので、事故が多発するようである。鹿は”ホワイトテール”という中型の種類で、雌なら40~60kgと小さいのが幸いした。


Whitetail deer




事故のため予期せぬ寄り道をすることになったが、あまりこういう寄り道はしないことにこしたことはない。ただ、エアバッグのおかげでかすり傷ひとつなかったので、今となってはいい思い出である。

翌日、インディアナポリス空港までレッカー会社の車に、廃車寸前のレンタカーを載せて、エイビスレンタカーに行く。きっと色々と質問され、トラブルを予想していたが、保険に入っていたので、簡単な手続きで新しい車に交換することができ、拍子抜けしてしまった。



州際道路74号、インディアナ州とオハイオ州の州境



北海道も特に道東ではたくさんいるので、事故の後は夜走るときは、路側に注意が行くことが多くなった。

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