2009年2月28日土曜日

おくり人

アカデミー賞外国語映画賞受賞ということで再演となった「おくり人」を夫婦で見てきました。50歳を越えていいと思ったことのひとつにどちらかが50歳以上の夫婦はいつでも2人で2,000円で映画を見られること。半年ぶりくらいでのデートかもしれません。
江別のシネコンで見たのですが、会場は結構埋まっていて、アカデミー賞受賞の効果なのでしょうね。しかしいつも見る映画と違い、平均年齢の高いこと!奥さん曰く「おくり人でなくて、おくられそうな人ばかり」。言い得て妙でした。確かに60歳以上が半数を超えていて、中には足下もおぼつかないようなお年寄りも。
世界各国でテロや紛争で人の命が簡単に奪われているいる現在、ひとりの死を丁寧に扱う、そしてあの世に送り出してあげる、そうした話が人の心に安らぎを与えている、そんな感じかもしれません。
私が特に気に入ったのは、2人の主役のひとりである広末涼子の成長ぶりでした。せりふではなく、その場面を意識した、自然と醸し出される雰囲気や主役の元木君の気持ちを雰囲気で代弁しているような役づくりには本当に感服しました。

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