2009年6月9日火曜日

高齢化と家族

15年ほど前に、縁があって茅ヶ崎から北海道長沼に転居してきた知人がいます。牧歌的な土地に米国製のログハウスを建て、カントリー調の素敵な自宅でした。ご主人は以前は結構有名な写真家で、趣味も多彩なことから、毎日を趣味三昧に暮らしてきました。
そのご主人も70歳を過ぎ、色々と体に変調を来すようになり、運転免許も返上したとのことです。奥さんもここ数年体調を壊し、日々の生活や通院にも支障をきたすようになりました。ご夫婦には一人息子がいるのですが、こんな状況から両親の面倒を見ることになる訳です。彼自身は茅ヶ崎を拠点に写真の仕事をしているのですが、両親がこんな状況なので、北海道で両親の世話をしながら暮らすことになり、それがかなりのストレスとなっていたようです。
先日、ご主人に電話したところ、息子とここ1か月連絡がとれないとのこと。しかも息子の奥さんが長沼のご両親の世話をしに、茅ヶ崎からやってきて、さらに奥さんも連絡がとれず、消息不明の状態のようです。本当に大変な事態になってきたのですが、何かできることも見あたらないのですが、今週末にでも色々とお話を聞きに行ってこようと思っています。
これから日本全体で高齢化が進み、特に一人っ子が多いことから、こうした事態があちらこちらで起こるのではないかと心配しています。我が家も人ごとではないとは思いますが。

0 件のコメント:

コメントを投稿