今から30年ほど前に、ブータン国王が「国民総幸福量は国民総生産量よりも重要である」といったのが始まりらしい。
日本の地方経済は低迷したままである。自治体財政が破綻寸前なことや、地域の企業も活力を失っている。何となく暗い雰囲気が漂う。そんな時、「国民総生産」より「国民総幸福」という言葉は、まさに目から鱗である。もちろん国民総幸福量は国民総生産量と違って、なかなか数値で計れるものではないが、何故か閉塞状態に陥っている地域社会に一筋の光明を投げかけるもののような気がする。
もし地域経済さえ以前のように活発になれば、私たちの暮らしや人生は幸福になるのか?と自分に問いかけてみると、簡単にイエスと言うことはできない。お金に換えがたい人生を豊かにするものがまわりに一杯あるのではないか。資源もカネもない小国ブータンはそう訴えているのではないか。
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