仮想世界と現実世界との融合あるいは連携という観点から、もうひとつ面白い事例があります。
「コロプラ」というものを知った時、目から鱗が落ちる思いをしました。
「コロプラ」は「コロニーな生活☆PLUS」で、携帯サイトで人気の都市育成ゲームで、「色々なアイテムを使って自分のコロニーでより多くの住民が生活すること」を目指すというものらしいです。
何より興味深かったのは、現実世界での様々な活動がこの仮想世界づくりに反映されるような仕組みになっているということです。現にこのサイトを運営している会社の代表である馬場氏は「地方を転々としているのですが、その中で、地方、地域に元気がないから日本は元気がないんだと感じたんです」と語っていて、その課題意識をコンセプトにサイトが設計・運営されています。その結果「普段行かない場所へ旅するきっかけを提供することにより、全国のユーザーが実際に移動し、旅先で買い物や食事、温泉などを楽しみ、ゲームの中でその地域に関する情報交換をすることによって、地域経済の活性化、ひいては日本を元気にする貢献を微力ながらしていきたいというメッセージを発信しています。」としています。
現実世界の移動距離がポイントになったり(マイレージのようなもの)、ポイントが溜まると現地での特別なアイテム(お土産品など)がゲットできたりと、常に仮想世界と現実世界を連動させているのが、このサイトの大きな特徴になっています。現に地方の元気のない商店街に多くのユーザーが旅行者として訪れ、賑わいが戻ってきたといったこともあるようです。
これまで携帯サイトはほとんど使ったことがないのですが、実はビジネス的にはパソコンサイトよりも多くのお金を稼いでいるようなのです、私ももう少し携帯サイトについて勉強しなければならないのかなと感じています。
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