本をめくると懐かしい店の名前がぞろぞろ出てくる。何と言っても感激したのが、最初の紹介が「オヨヨ通り」。「どこの誰かが名づけたか知らないけれど、いつの日から若者たちの間で”オヨヨ通り”と呼ばれている通りを君は知っている会?それは南1条の電車通りと南2条通りにはさまれた仲通(西5丁目から7丁目)のことなのでアール。」でオヨヨ通りの紹介は始まる。どうしてオヨヨ通りを掲載したのかは分からないが、編集者が狸小路に事務所があったのか、やはり思い入れがあったのだろう。
オヨヨ通りを私が知ったのは30台前半の頃。出向先の勤務先があった場所(南1条西9丁目)で、毎日のように西4丁目まで歩いていた通りである。紹介されている場所の中には、その頃にはもうなくなっていた店もあるが、なつかしい名前もちらほら。洋食屋のはしもと。「頭で刈る頭~金太郎」理容院。モンシェル・トントン、この頃は木造だったんだ。
この本にはオヨヨ通りの他にも、当時の札幌の色々な場所が掲載されている。特に今は本当に少なくなった喫茶店は当時、よくデートした店なんかが載っていて懐かしさがよみがえってくる。大通りのロア、コージーコーナー、ヴァンローゼ、大学時代よくいったコンサートホール、ウィーンは今でも狸小路7丁目に健在だ。 しばらくはノスタルジーに浸っていよう。
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