2009年6月16日火曜日

30年ぶり

鳥取に住む大学の同期の男が来道した。実に30年ぶりの再開。
奥さんと娘を連れての家族旅行で札幌に立ち寄った際に、他の札幌在住の同期2名とともに居酒屋で昔話しに花が咲いた。
話していてふと感じたこと~やはり年を取ったのだろうか?とふと思う。
ただ、今から考えると、大学時代が一番楽しくまた有意義だったと感じる。大学は勉強もあるが、色々な人との出会いの場としての方が、きっと長い人生ではより大切なものだと思う。
しかし、昨今は経済不況のせいで、授業料免除や退学が増えているという。私の時代は国立大学の授業料は年間36,000円だから、今の20分の1程度。今では私立大学とさほど代わらないものとなっている。それに家庭にとってみれば、大学生の子どもを持つことはかなりの負担となっている。本来であれば授業料くらいは国の税金で賄うべきものだろうし、それがダメでも奨学金を充実し、志ある学生が心おきなく勉強し、また大学生活を楽しむことの出来るようにすることが、長い目で見ると日本の貴重な財産になるものと思う。

2009年6月9日火曜日

高齢化と家族

15年ほど前に、縁があって茅ヶ崎から北海道長沼に転居してきた知人がいます。牧歌的な土地に米国製のログハウスを建て、カントリー調の素敵な自宅でした。ご主人は以前は結構有名な写真家で、趣味も多彩なことから、毎日を趣味三昧に暮らしてきました。
そのご主人も70歳を過ぎ、色々と体に変調を来すようになり、運転免許も返上したとのことです。奥さんもここ数年体調を壊し、日々の生活や通院にも支障をきたすようになりました。ご夫婦には一人息子がいるのですが、こんな状況から両親の面倒を見ることになる訳です。彼自身は茅ヶ崎を拠点に写真の仕事をしているのですが、両親がこんな状況なので、北海道で両親の世話をしながら暮らすことになり、それがかなりのストレスとなっていたようです。
先日、ご主人に電話したところ、息子とここ1か月連絡がとれないとのこと。しかも息子の奥さんが長沼のご両親の世話をしに、茅ヶ崎からやってきて、さらに奥さんも連絡がとれず、消息不明の状態のようです。本当に大変な事態になってきたのですが、何かできることも見あたらないのですが、今週末にでも色々とお話を聞きに行ってこようと思っています。
これから日本全体で高齢化が進み、特に一人っ子が多いことから、こうした事態があちらこちらで起こるのではないかと心配しています。我が家も人ごとではないとは思いますが。

2009年6月8日月曜日

線維筋痛症

ウチの奥さんがここ3年間ほどこの病気で苦しんでいます。
ストレスが原因のようですが、あまり詳しいことは分かっていません。治療法としては抗うつ剤を服用すると痛みは和らぐようですが、病気そのものの治療効果はないようです。とにかく鬱病と同じで、基本的にはストレスを軽減するのが一番とのこと。ただ我が家の場合、私の母親と同居というのが一番のストレスなので、解決はなかなか難しいところです。
症状はとにかく全身が痛いようで、昨年だったか、某放送局のキャスターがこの病気が原因で自殺したことがニュースになり、世間でも広く知られるきっかけとなりました。
昨日も朝から体が痛いらしく、「ぐうたら妻で申し訳ありません」と言いながら、ソファーで横になっていました。夕食の買い物には行けたものの、食事を作るまでいかず、結局私が作ることに。まあ、それはいいのですが、苦しんでいる妻を見るのは辛いものです。「がんなら2~3年で死ねるのに」と言われると、何とも返答のしようがありません。早く治療薬が日本でも認可になることを祈るのみです。