2009年12月28日月曜日

仕事納め

 大半の会社で今日が仕事納めです。ただ、今年は休みの関係で先週25日金曜日に実質的に正月休みに入ったところもあるようです。
 今年は仕事面や日本・北海道の経済面でも歴史的にも激動の年だったのではないでしょうか。昨年のリーマンショック以来の世界的経済不況は日本や北海道の経済へも大きな影響を与えました。また私の仕事関係でも、昨年の通常国家冒頭からのガソリン税の暫定税率延長問題で、当時野党の民主党から国土交通省を中心に様々な税金の無駄遣い事例が指摘されました。その流れは民主党が政権を9月にとってからも、パフォーマンス色の強い事業仕分けにも引き継がれてきています。
 北海道のリーディング産業は農水産業と観光と言われていますが、実は二次産業に占める建設産業の割合もとても大きなものです。どちらかというとそういうとらえ方ではなく、公共事業依存の北海道経済という観点からのみ捉えられているようです。そのためここ数年の公共事業削減の影響は、他都府県よりも大きな影響が出ています。ここ数年で我が社を含めて建設産業各社は体力を使い果たしているので、来年さらなる公共事業減少により、倒れるところもかなり出てくるのではと危惧しています。
 そうならないように公共事業以外の分野を色々と開拓しているのですが、あまりにも減少が激しいので、それに追いつかないといったところです。
 そんなわけで来年はさらに厳しい年になりそうですが、そういう時代だからこそ、新しいことにリスクを冒す勇気も出てきますし、それを認める環境も醸成されていくものと思います。悔いのないような1年を送りたいものです。
 今日の「大好き北海道」カレンダーの写真は夜明けの羊蹄山ですが、今の時代、ある意味夜明け前なのかもしれません。地球規模の時代の大きな転換期なのだと思います。

2009年12月25日金曜日

クリスマスローズ


 「北海道花暦」12月25日の花はクリスマスローズ。説明では開花時期で「北海道では雪どけの3月頃咲きます。」と書いてあります。本来クリスマスに咲くので、クリスマスローズと呼ばれているのに、どうして北海道では3月なのか?
 色々調べると以下のようなコメントがありました。
以下引用-「本来クリスマスローズとは、クリスマスの頃に咲く原種の‘ノイガー’を指します。2~3月に咲くオリエンタリスは、キリスト教の四旬節(レント)の頃に咲くので‘レンテンローズ’と呼ばれます。日本では一般的に、まとめてクリスマスローズと呼ばれています。」
ということで、北海道で見られるのは亜種のようです。
 クリスマスローズと言えば思い出すのが、TVドラマ「相棒」の第何シリーズだったか、探偵好きの右京の姪が帰国した際に、クリスマスローズが枯れかけているのを発見して、殺人事件を疑うシーンがありました。つまり、クリスマスローズは、こまめに世話をしないとうまく育たないそうで、その家の主婦は長期間不在にしているという推理から、殺人事件を疑ったということのようです。
 我が家でも春先に庭先で咲いていましたが、全体的に色は淡く、クリスマスをイメージする真っ赤なという感じだったのを覚えています。

2009年12月24日木曜日

クリスマス・イヴ


今日はクリスマス・イヴ。何かのCMで本番前のイヴの方が盛り上がっているおかしな日本人と言っています。言われてみれば確かにそうですね。どんなイベントでも前夜祭よりも本番の方が盛り上がるに決まっています。
今日の花は、クリスマスのシンボルのひとつポインセチア。「北海道花暦」の説明は「ドウダイグサ科」。高さ2~5mになる常緑低木。真っ赤な葉が美しく、花の少ない冬の鉢植え植物として人気があります。」となっています。
ただ、真っ赤な葉を維持するのはなかなか一苦労のようで、我が家では少し過ぎると赤味がうすくなっていってしまします。

2009年12月21日月曜日

ユズ


一昔前、北海道ではあまり売られているのを見ませんでしたが、最近ではスーパーなどでも見かけることができます。
12月21日の「北海道花暦」の花?はユズ。「ミカン科。常緑の小高木。果実は比較的大きく果皮の表面はでこぼこしています。良い香りが生かされ料理に愛用され、また冬至にの日ゆず湯に入る習慣があります。開花時期は5月で、果実は10~11月に成熟」ということです。絵を見ると細かい描写で、本物のゆずより本物らしいですね。
今年の冬至は明日22日ということで、ゆず湯はいかがでしょうか。最近ではゆずの香りの入浴剤もあります。
「北海道花暦」のお求めは
リージャスト ℡011-231-2050 quality@readjust.co.jp
道外からのご注文は送料がかからないamazonから、「北海道花暦」で検索してください。

ホワイトクリスマス


今年の札幌は雪が遅く、近郊のスキー場では気をもんでいたようですが、私が札幌に住んで35年間というもの、雪のないクリスマスは経験したことがなく、そのうち降るだろうと思っていたのですが、昨日から今日にかけて30cmほどのまとまった雪になりました。
知り合いに頼まれて、今週1週間、会社近くの歩道のつるつる度合いを写メで報告することになったその最初の1枚です。
除雪が追いつかず人が歩いた後が細い路になっています。つるつるはしていないのですが、人と人がすれ違う時は、お互いに体を横にしますが、これも雪国の風物詩かもしれません。

2009年12月18日金曜日

小雪の12月


いつもなら一面の銀世界の札幌ですが、今年は未だにまとまった雪が降っていません。福岡~北陸~東北の日本海側や札幌の北側に位置する北空知や留萌・宗谷方面では降っているのにどうして?通常、札幌方面には日本海側から東西に延びた筋状の雪雲が入り込んで降雪をもたらすのですが、今朝、通勤途中にその雪雲を見ることが出来ました。手前は札幌で、青空ですが、北の方に東西に延びた厚い雪雲があります。その下の地域で雪が降っているのですが、どうやら雪雲は札幌を避けているようです。

2009年の出来事

 波乱の2009年も残すところ今日を入れて2週間となりました。この時期いつも感じることは、経済不況とか、新型インフルエンザとか人間社会が大騒ぎしていても、時間は進み、1年が終わろうとしています。自然界も地球環境の大きな変動はありますが、花は咲き、動物も世代交代し、人間社会の大騒ぎを横目で見ながらも何事もなかったように身近に存在しています。私たちは一体何をやっているのだろうと毎年感じます。
 こういう何をやっているのか分からない人間社会ですが、私にとっての今年の主な出来事を整理してみました。
■1~3月 仕事オンリーの3か月
 この時期は、調査関連の仕事の納期が年度末ということもあり、年明けから3月いっぱいは、仕事以外に何もできない状況です。この時代仕事できるだけ幸せなのですが、連日連夜の仕事なので、体力・気力とも消耗します。
■アウトドア協会解散
 ここ4年間、道庁との調整役として、関わってきた北海道アウトドア協会が財政難を理由に解散。協会側、道庁側どっちもどっちの課題が結局解決できませんでした。
■高速道路1,000円乗り放題
 麻生政権の最後の仕事のひとつに始まった週末の1,000円乗り放題。仕事で札幌函館間を往復することが多いのですが、たまたま土曜日に北広島IC~八雲ICまで1,000円で行けたときは感動ものでした。首都圏では大渋滞が発生しました。
■輪厚スマートIC供用開始
 もうひとつ高速道路ネタですが、自宅から車で5分ほどのところにある、高速道路輪厚PAにETC車対応のスマートICができて、空港や出張をするのにとても便利になりました。
■衆議院選挙で民主党大勝
 ブレすぎる日本の世論というのはよく言われることですが、2大政党を掲げてきた民主党が大勝し、自民に変わって1党独裁体制になってしまいました。世の中バランスが大切だと思います。
■毎年カレンダーシリーズ第2弾「大好き北海道」発行
 昨年、発行した「北海道花暦」に続き、自然景観や人々の暮らし、北海道遺産などの写真366点を集めた「大好き北海道」を11月に発行しました。ここ2年間は春夏はカレンダー制作、秋冬は本業のコンサルタント業務という感じです。
■RCヘリに本格参入
 昨年、ヨドバシでミニRCヘリコプターを購入した後、やはり、より本格的なヘリに挑戦したくなり、まずJABOを1機購入。墜落の連続で故障続きとなり、秋にE-Skyの中型ヘリを香港の会社から購入。国内で買うと5~6万円程度するのが、輸入だと送料を含めても16千円程度と格安なので、2台も買ってしまいました。腕前はまだまだ初心者で、本当は逆さ飛行もできるのですが、ホバーリングがやっとです。

■娘の彼氏が来道
 東京で仕事をしている娘が11月にフィアンセを紹介しに帰省しました。娘より6歳ほど年上で、フリーのヘアーメイク・アーティスト(美容師とは違うようです)とのこと。結婚は再来年くらいになりそうですが、うまくゴールインできることを祈っています。

 

2009年12月15日火曜日

恐怖政治?

中国副首相来日時の天皇への面会に端を発した小沢幹事長の豪腕。今回の1件を常識的に考えると、多忙な人にアポイントを取る場合、1週間前というのはあまりにも非常識と言えるのではないかと思います。私たちの仕事でも超VIPにアポを取る場合は、やはり1か月以上前に取りますから、慣例とは言え、宮内庁で言っている1か月前というのはそれほど的はずれのこととは思えません。
それにしても、「内閣の決定に反対するなら、辞職しろ」というのは、権力を手中にした者の思い上がりという感じさえします。「俺の言うことを聞かない者は首にする」といのでは、恐怖政治といっても過言ではないと思います。2か月前の事業仕分けの委員選任の際にも、小沢幹事長の鶴の一声で全てがひっくり返って、お飾りの首相と言われてもいたしかたないのではないでしょうか。
この数年の動きを見ても、民主党とは名ばかりでとても風通しの悪い、独裁的な感じのする組織のような気がします。左から右まで幅広いポリシーの議員が集まっているわけですから、なかなかひとつにまとまるのは難しさがあり、そのための独裁色かもしれませんが、それでは民主という名が泣くのではないでしょうか。

サイモン・シンの著作


先月、サイモン・シンの3著作を立て続けに読みました。最初が「フェルマーの最終定理」(新潮文庫)で、17世紀フランスの数学者ピエール・ド・フェルマー(1601年 - 1665年)が、書き残した「3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる 0 でない自然数 (x, y, z) の組み合わせがない」、という定理のことですが、その後400年間、無数の数学者が挑戦するも誰も解けずにいたのが、最終的にプリンストン大学のイギリス生まれの数学者アンドリュー・ワイルズが1994年10月に最終的な証明に成功した。
著者のサイモン・シン自身もケンブリッジ大学大学院で素粒子物理学の博士号を取得した物理学者でしたが、BBCに転職後、TVドキュメンタリー『フェルマーの最終定理』(’96年)で国内外の賞を多数受賞しました。
この本が興味深いのは、単にフェルマーの最終定理の数学的証明の経緯を述べるに止まらず、400年間に悪戦苦闘した数学者の人となりを緻密に記述している点で、ある意味伝記集といった感があります。こうした著作の傾向は、他の2冊「暗号解読」、「宇宙創生」などにも引き継がれ、数学や物理学を毛嫌いする人にとっても興味を持って読める内容だと思います。お勧めの1冊です。

2009年12月11日金曜日

冬の星座

ここ数日、帰宅後、愛犬の散歩をしています。昨晩はとても冷え込んだのですが、雲ひとつない晴天で満天の星空を楽しむことができました。星空はいつもあるのに、夜空を見ることは年に何回あるのでしょうか。久しぶりに見た夜空には冬の星座の代表”オリオン座”が南の空に鎮座していました。オリオン座を見ると「もう冬なんだ」とつくづく季節の移り変わりの早さを感じてしまいます。
オリオン座の三つ星の少し下にはボヤッとした雲のような灯りが見えますが、M42星雲、いわゆるオリオン座の大星雲です。さらに下を見ると全天で一番明るい星のおおいぬ座のシリウスが輝いています。このシリウスとオリオン座のベテルギウス、そしてこいぬ座のプロキオンを結ぶと三角形ができるのですが、これが冬の大三角形。
札幌の郊外にある北広島では、光害も少なく、降るような星空まではいきませんが、それでも天の川もはっきり見えます。その天の川にはぎょしゃ座やふたご座も見ることができます。それにおうし座あのすばる(散開星団)も。
冬の夜空は寒さ空気がピーンと張りつめているせいか、夏よりも星がより輝いて見えます。いつもながらそういう大きな自然を見ていると、その中で活かされている自分を強く感じます。

http://oki-park.jp/kaiyo/jp/planetarium/

2009年12月10日木曜日

イルミネーション


札幌では12月1日から2月までさっぽろホワイトイルミネーションが開催されています。もともとは秋の観光シーズン終了後、雪まつりまでの観光空白期間を埋めるために開催されましたが、今ではすっかり定着し、北海道内でも函館のクリスマスファンタジーを始め、各地で開催されるようになり、すっかり冬の風物詩になってしまいました。
ここ数年は、個人の家でも趣向を凝らしたクリスマスイルミネーションが見られるようになりました。ただ、年々大がかりになっているのが少々気になっています。いくら電力消費が少ないLEDでも全体ではかなり電力を消費しているのではないでしょうか。ある程度は夜が長い冬の暮らしに彩りを加えるのでよいとは思いますが、あまり派手になりすぎるのは環境面でも問題があるのではないでしょうか。ちなみに我が家では屋外の飾り付けは全くやっていません。
下の写真は「大好き北海道」の今日の写真で、好例になったさっぽろホワイトイルミネーションのすずらんですが、もう何年使っているのでしょう?

2009年12月9日水曜日

タンザニアからの便り



アフリカにあるタンザニアのアリューシャという都市で仕事をしている道産子の友人からメールが届きました。2週間前に、「大好き北海道」毎年カレンダーを送ったのですが、それが届いたので、そのお礼のメールでした。
友人は経済の専門家として、JICAのスタッフとして現地に3年間の予定で派遣されているのですが、現在の仕事は何でも法律整備ということで、専門外の仕事を知らない土地でやらなければならず、かなり苦戦しているようでした。
そんな中、北海道の色々な写真が載っているカレンダーが届いていた訳ですから、自然とホームシックになるようで、何とも言えぬ懐かしさを感じたようです。このカレンダーをできれば海外で仕事をしたり暮らしたりしている道産子の皆さんにもお届けしたいものです。友人の同僚が羊蹄山を見ると、キリマンジェロと答えたそうです。アフリカにはあまり独立峰がないので、山なら何でもキリマンジェロということのようです。(ちなみに、写真上が羊蹄山、下がキリマンジェロ山)

シクラメン


「北海道花暦」12月9日の花は、シクラメン。
「サクラソウ科。冬の花として人気があります。色はピンクだけでなく、最近は白・赤・黄色などがあり、葉の模様も様々です。開花時期は11月~3月」とのこと。
12月になると、街の花屋にも色とりどりのシクラメンが並びます。特にスーパーでは数百円で買え、とても手頃に帰るようになりました。私の家でも何年に1度かはシクラメンを買うのですが、春先にはいつも枯れてしまいます。ただ、会社のシクラメンはもう4~5年も咲き続けているので、世話を怠らなければ長持ちするもののようです。
 シクラメンと言えば思い出すのが、小椋佳の「シクラメンの花」。布施明もカバーしてえいましたが、「真綿色したシクラメンほど、まぶしいものはない・・・」と歌っています。職業柄か言葉に修飾語を付けることが苦手になりました。それと同時に物を見て、感じる感性も次第に鈍ってきたような気もします。豊かな人生を考える際にこうした感性を言葉で表現できる癖も少しは磨いていきたいものです。

2009年12月8日火曜日

「北海道花暦」なのに、すずらんがない!?

昨年から販売して、大好評の「北海道花暦」。購買層の大半がシニア女性なのですが、多分、そうしたシニア女性からクレームが・・・。
『「北海道花暦」というから買ったのに、北海道を代表する花のひとつ”すずらん”が入っていないのはどういうことか』と。もちろんそうなった経緯についてきちんとお話したら、分かってくれて、次回作る時は是非ともすずらんを入れるという約束をしました。今回のカレンダーは、植物画協会の会員のみなさんの手持ちの絵を集めて編集したので、たまたますずらんを描いている人がいなかったのが真実。多分すずらんの他にも北海道の花で入っていないのが結構あるかと思うので、今度、多分1~2年後に「北海道花暦Ⅱ」を作る時には、描けている花を選び出して、ある程度北海道内で見られる花を網羅しようと考えています。
消費者のクレームは宝といいますが、よりよい商品づくりには欠かせないものだと思います。

ジンギスカン


北海道遺産「ジンギスカンの発祥については諸説ありますが、北海道で最も広く、かつ特徴的に発達してきました」というのが本日の写真ジンギスカンの説明です。カレンダーの写真にジンギスカンが載っているのもこのカレンダーくらいかと思います。結構インパクトありますね。
今日は12月8日、以前にも紹介した「大好き北海道」に掲載されています。
しかし私くらいの歳になると、12月8日といえば、旧日本軍が真珠湾を奇襲攻撃し、太平洋戦争に突き進んでいった日としての思いが強くあります。
話しを元に戻すと、帽子の山の部分に肉を載せ、周りに野菜で取り巻く。家によっては野菜を奥部分に水を入れて煮るところもあるとか。この写真のジンギスカンは滝川の松尾ジンギスカンだろうか?