2008年12月2日火曜日

困難な時代

今年は何かと大変な年である。もちろん9月以降の世界金融危機や景気低迷もあるが、私が生業とする建設コンサルタント業界は、生か死の際をさまよっている感じである。
日本の国の厳しい財政状況の中で、行政経費の削減や効率的な執行が求められている。しかしそれは公共からの受注産業を主としている我が社にとっては、死活問題である。また国からの仕事が大半を占めているので、現在議論されている地方分権も逆風となる。私も昔から米国やドイツの例を見ていて、地方が元気になるためには、自分の頭で考え、行動する地方分権の重要性を認識しているだけに、気持ちは複雑だ。成り行きによっては生活の糧を奪われることにもなるからだ。今年は何とか乗り切れても来年の今頃はどうなっているのか。不安が頭をよぎる。自分の信念と生活の確保をどう両立させていくのか、新しい生き方を見つけていくことが今求められている。

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