2008年8月18日月曜日

スパイラルリング!?

カレンダーを留めるリングは、最近では機械製本に適した「ダブルリング」というリングがほとんどとのこと。しかし、このリングではあまりにも品がない。どうしても昔ながらのスパイラルリングにしようということで、印刷会社に問い合わせたところ、何と、「ない」という素っ気ない返事。思わず自分の耳を疑う。アメリカのカレンダーはスパイラルリングで綴じられているのに、世界の経済大国日本にどうしてないの?そんなはずはないということで、インターネットで調べたら、やはりあった。ただ、北海道では扱っていないだけのことだった。結局埼玉県のリング製造会社に依頼することになったが、こちらで欲しい色や形のリングは特注品とのことで、最低のロットが何何と2万個。とりあえず欲しいのは4千個なのに、1万6千個も余ってしまう。既製品なら何個でもOKなのだが、非常に迷うところである。もちろん1個あたりのコストも2倍くらい違う。予算オーバーだ。
しかし、どうせ作るなら後悔したくないので、思い切って特注リング2万個を発注した。吉と出るか凶と出るか?
それにしても、たかがリングくらい北海道で作っていないのかと思う。後で分かったことであるが、例えばデパートの紙袋さえも、大半が本州からの移入だし、有名な話であるが、手袋の主生産地が四国の香川県であるのも雪国北海道としては何とも情けない話である。
カレンダーの製造をきっかけに、北海道の産業基盤の薄さを実感したのだが、それはリングだけではなかった。

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